コーヒー焙煎の化学と技術
■少しずつ解読中ですが、「化学」以前の問題として、技術的な部分が意外と自分が理解していないのにショックです。
□焙煎時の豆の加熱方法として、、、一般に伝熱は、、「輻射」 「対流」 「伝導」 の3つのはずだけど、さてさて、じゃあ実際の焙煎器における珈琲豆加熱は、どーなっているんだ?
□先日、焙煎器改造中の疑問として、(click!) 直火式金網焙煎器って、結局は対流加熱じゃないんだろうか?熱風式とどこが違うんだろうか??? て感じだったんだけど、ますますなぞは深まるばかり、、、
□「直火」って何なの? 炎??? えーっと、「炎」って、ラジカルとか、プラズマとか、関係していた気がしますが、そんな「炎」の性質が、「直火」の特徴なのか? てことは、炎にもっともっと近づけたほうが「直火らしい」焙煎方法になるのでしょうか? も少し調べます。
4μmより長い波長域を遠赤外放射(遠赤外線)とよんでいる。 この電磁波の特徴は光子のエネルギーがあまり大きくないので,生物や物質に照射され吸収されても,化学反応を促進することははほとんどなく,そのまま直接熱エネルギーに変換される。その結果 ,吸収した物質や生体の温度が上昇(加熱)する。4μm以上の波長の遠赤外線では,他の過程のエネルギー変換は全く期待できず,すべてが熱エネルギーに変換されると考えられる。 この熱作用をコーヒーの焙煎に利用 したものが赤外線焙煎機である。(河本康太郎 :『遠赤外線の実際 と応用』工業技術会,1989,p38)
(中林敏郎著 「コーヒー焙煎の化学と技術」 P126より引用)(太字は私がしました。)
□遠赤外線加熱って、「輻射」だと思うんだけど、この ↑ 引用部分が意味が解らない。
「(対流加熱などに比べて)化学変化を促進することなく温度上昇する」って、なんなんだ? 化学変化を促進? (続く、、、)