農作物の「品種」と植物分類学の「品種」
■以下、ちょっと(じゃなくてかなり)マニアック
「植物分類学」の分野において、variety (varietas)を「変種」と訳するのは正しく、この分野において「品種」はformaと呼ばれます。ただし、農作物の「品種」はもう少し曖昧です。これが通常、"variety"とされます。http://t.co/tfUAGg8
(以上、twitterより転載)
■ ↑ またまた、y_tambe氏より、教えていただきました。ありがとうございます。
□リンク紹介いただいた土門英司氏のブログで、「植物の「品種」という状態」についてのエントリーです。なかなか難しいです。
(click!)
サマリー
農作物の「品種」とは、遺伝学・分類学的な線引きが出来るものではなく、大雑把に言えば外見上の特徴で他のものと区別できる植物の集団を言う。
□要は、y_tambe氏の指摘通り、「あいまい」なところがあるみたいです。 私の理解では、土門氏は上記のエントリ中で、日本の法律である種苗法中の「品種」と言う単語と、米国の法律?および国際条約中の「variety」と言う単語を同等であると言う要旨で記事を書かれているようです。微妙に難しいです。
□ちなみに、植物分類学的には、国際栽培植物命名規約(ICNCP)を用いるみたいで、非常にきっちり「学名」として命名。書き方とか、とても厳密にきまっているようです。亜種(subspecies)、変種(variety)、品種(form)、のようですが、その定義は、、、未知と言うか、勉強不足です。
□一般に「珈琲の品種」としての名前は、”農作物の「品種名」”が使われている。”学名としての「品種名」”とはちょっと違う。てことでたぶん正しいと思います。
□いっそ、学名使っちゃったほうがすっきりするようにも思いますが、、、そう単純ではないようです。上記リンクを見ると、「クローン」「準同質遺伝子系統」「自家不和合性」などなど、知らない単語がたくさん出てきます。あー未知の世界はとほうもなく広いですね〜。