SOWACAFE DIARY

自家焙煎 真岡珈琲豆舎 ソワカフェ の日記

"I do not consider the sale complete until goods are worn out and costomer still satisfied."  - Leon Leonwood Bean 1916
「私は売れた商品がボロボロになるまで使われ、なおかつお客様がその時点で満足していることで物販は成立すると考える。」  - レオン・レオンウッド・ビーン (1916年)

 ■出店予定日時、場所は、ホームページに記載致しますのでご覧ください。→【こちら

冷珈琲製品開発中


写真のノギスは、1.0mm開いています。CCD顕微鏡とかどなたか送ってくださらないかなーまーいつかそのうちきっと購入したいです。そうすれば粉の形もある程度解るはず。
まー単純に、細かい粉を取り除きゃよいだろ、ってんで、メッシュで細粉と荒い粉を分級してみました。目を凝らしてノギスで測ったら、30メッシュくらいの金網ザルでした。メッシュ間隙0.7mm程度です。ちなみに2回メッシュ通しています。

お盆ですねー盂蘭盆会とか言うんですか?とにかく暑いです。こんな時は日本の誇る「アイスコーヒー」でしょ、ってなわけで、水出し浸出(ティーバックみたいな)アイスコーヒー商品化に向けて開発中です。←遅すぎ)
課題は、、、どーも粉っぽい、濁りが気になるんですよねー。味はけっこう良い線行っていると思うのですが、、、
珈琲粉入りの不織布バックを適当な容器に入れて、水道水に入れて、冷蔵庫で4〜6時間くらい冷やすのですが、不織布の目が荒いからでしょう、極細粉がバックから出てきちゃうんだと思います。
かと言って、袋厚くしたり、もっと目の細かい布を使うと、水の中に静置しているだけなので抽出が不十分で薄い珈琲になってしまいます。まーお飲みになるお客様に混ぜて貰えば良いんですけどねーそこをなんとかしたい。で、調整中です。

業務用みたいなミル。kalitaのナイスカットミル(こいつが定番と言われています)とそれにそっくりな安物。ナイスカットミルより3割以上安いです。「安物買いの銭失い」の実験癖と言うか何というか、、、当方、安物使ってみてどこが悪いのか自分で確かめてみないと気が済まないと言う、どうにも効率の悪い人間なのです。

当方自慢の手動グラインダー。アメリカ人はこーいうごっついの好きだろうな、、、と思って探すと山のようにあります。いわゆるSPONG形と言うのでしょうか?
でも一般の日本人に許せる品質ではないでしょうねー。自分で調整や部品交換必要な場合多いです。鋳造の鉄部品が平気で割れていたりします。さすがアメリカ品質。

よくあるミキサータイプ。ちなみにこいつは1500yen。安くて簡単で小さくって便利です。でも粉の品質は良くないと一般には言われています。でも「粉で珈琲買うよりゃ、どんなミル使ったって、挽きたてのほうが100倍良いです」とお客様にはがんがんお勧めしています。忙しい出勤前に優雅に手動でコリコリ、なんてやってられない!←自分の経験より)

いろんなミルでかたっぱしから挽いて、どのミルが細粉少ないのだ?といまさらながら実験してみたところ、けっこうな違いがありましたょ。豆1種1発勝負ではありますが、、、

































細粒(wt%) 荒粒(wt%)
ミルA-1 29 71
ミルA-2 24 76
ミルB 22 78
ミルC 41 59
ミルD 38 62

結果、こんなでした。ミルBの優勝!かな。まぁ香味の評価はまた別ですから、、、なんとも言えないです←泣)
で、種明かしは、、、
AがナイスカットミルA-1が目盛5、A-2が目盛6(明らかに他より大きな粒が混じってました)
Bがバチモン、安物ミル
Cが当方自慢のspongタイプ手動ミル
Dが安価なミキサータイプ
でございました。思うところいろいろございますが、事実は事実です。
再度申しますが、香味とどう関連しているかまでは今回は実験できておりません。残念。そこが知りたい!ですよね。私もそうなのですが、香味までなかなかたどり着けないのです。悲し。
もう一つ、悲しいことに、、、分級して荒いほうの粉だけ不織布に入れて水出ししたところ、なんと!やっぱり濁っているし粉っぽいのは最後に残るじゃありませんか、、、ま、そんな簡単じゃ、面白くないっすよね。←悔し紛れじゃなかった苦し紛れ)
そんなわけで、どーしましょうか。やっぱ、次はナイスカットミルと安物ミルの分解ですかねーますます商売と異なる路線に進んでいる気がして怖いです。