SOWACAFE DIARY

自家焙煎 真岡珈琲豆舎 ソワカフェ の日記

"I do not consider the sale complete until goods are worn out and costomer still satisfied."  - Leon Leonwood Bean 1916
「私は売れた商品がボロボロになるまで使われ、なおかつお客様がその時点で満足していることで物販は成立すると考える。」  - レオン・レオンウッド・ビーン (1916年)

 ■出店予定日時、場所は、ホームページに記載致しますのでご覧ください。→【こちら

またまた例によって、

■またまたtwitterで、@y_tambeさんに当Diary関係で言及していただきました。ありがたいです。
□いろんな意味、私的には感動的でさえあります。たとえお金払ったって、こんな情報、知識、考え方、動き方、などなど習えないと思っています。むしろ、珈琲のプロじゃないからこそ、、、かもしれないですよね、きっと。
■そんなわけで、続きを転載させていただきます。ほんとうに難しい話です。理解できないのが普通です。私だって正直言って勉強中です。ごめんなさい。でもあえてここに転載してみます。
□徐々に徐々にふつーに興味もてる理解できるようにご説明するつもりですが、、、いま現在の時点は、スルー上等、で、了承願います。
□こんな難しい話、解らなくても普通です。でも、もしご興味お持ちいただけましたら、どんなことでも遠慮なくコメントなど下さい。当方の能力全開でご説明いたします。

  • えーと、「書いてみれば判る」と言ったけど、実は構造式を見るだけでも判ることだったり…。要は、「無水○○」と呼ばれる化合物には、大きく二種類のものがあって、そのどちらの種類かは、構造式見れば判るよ、というお話でした。
  • 「無水○○」:一つは、結晶を作らせたときに水(水和水)を含むものをよく作る化合物があるとき、その水和水を失ったもののこと。もう一つは、ある化合物が脱水縮合してできる化合物のこと。カフェインは前者。
  • 後者の例としては、無水酢酸なんかが代表的。構造式 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%84%A1%E6%B0%B4%E9%85%A2%E9%85%B8 を見るとわかるけど、酢酸 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%85%A2%E9%85%B8 とは別の化合物。
  • その辺りの事情もあって「無水○○」という名称は、化合物名全体を通してみると、一意ではない(二通りの)使われ方をしてます。なので紛らわしい。「カフェイン無水物」なら、前者であることがはっきり判る名前。
  • まぁともかく「無水カフェイン」と「カフェイン一水和物」は「結晶としては」別物だけど、組成ではカフェインか、カフェイン+水か、の違いしかありません。たまに「無水カフェインとカフェインの作用は違う」とか書いてる人がいるけど、そんなことはない…無水酢酸とは違うから
  • 結局のところ、薬品として使われるとき、無水カフェインも、カフェイン一水和物も、それから塩酸カフェインもクエン酸カフェインも、どれも我々の体に入ったり、水に溶けてしまえば同じカフェイン…ただ溶けやすさの違いで、効き目が早く出やすいとかはあるかもしれないけど。
  • @kisanjin 私の名前を解いているのはアリガタイなぁww うん、デカフェって自己否定にあたるワケだ…真剣に捉えると複雑な心境に…ww
  • 「キサンチン」の語源が知りたいみたいだけど、そういう場合は"xanthine etymology"とかでググるといい。そうすると大抵、英英辞典のサイトが引っかかってくるので、それで語源が判る。
  • そうするとキサンチンなら「xantho = yellow」ってことが判る。
  • キサンチン自体は、黄白色の結晶になるので、最初に単離されたときにそういう名前が付けられた。カフェインとかは白色結晶です。また、化学的/生物学的な性質も結構違いがある。

□私的には、クエン酸を使った、なんちゃって反応を少し扱ったことがあるので、ちょっとだけは無水物のことは知らないわけではないのですが、それをお客様(あるいは妻にでも)にいねむりされずに説明するのは、自分が理解する以上に難しいと感じたりしていますです。
□でも実物見せながら、実験しながら、うまいこと説明できたら、自分的にもお客様的にも面白いだろーなー まーあわてず行きます。