SOWACAFE DIARY

自家焙煎 真岡珈琲豆舎 ソワカフェ の日記

"I do not consider the sale complete until goods are worn out and costomer still satisfied."  - Leon Leonwood Bean 1916
「私は売れた商品がボロボロになるまで使われ、なおかつお客様がその時点で満足していることで物販は成立すると考える。」  - レオン・レオンウッド・ビーン (1916年)

 ■出店予定日時、場所は、ホームページに記載致しますのでご覧ください。→【こちら

炎と空気と焙煎についてその2

■昨日は小難しいことを書いてしまいましたが、きょうはグラフィカルに、写真で行きます。
□「炎と空気と焙煎についてその2、とりあえずとにかく分解だ!」編です。

 この先は加圧タンクに溶接されているみたいなので、分解はここまでとしました。コックの部品は取れるはずなのですが、かなり固くてかじっちゃうと怖いので、止めておきました。

 ここが一つのpointですねーアメリカ人にしちゃー細かい技です。この細いワイヤが、コックの開け閉めと連動して動くことによって毎回気化器(ジェネレーター)を掃除してくれて、詰まりを防いでいます。

 ここが気化器先端、まさにガソリンを気化(霧化)させる細孔です。50um径ぐらいじゃないかなー、詰まることがあると聞きますが、私は詰まった経験ありません。 んーマクロレンズが欲しい。こういう絵、コンパクトデジカメのがよっぽどうまく撮せるかも。

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 という訳で、当方sowacafeで焙煎の熱源として使用しているガソリンストーブであります。この写真の部品ですべてです。さすがシンプル、ヘビーデューティー。ちなみにヘビーデューティーの重要な定義の一つは、分解整備に特殊工具いらず簡単で、部品修理交換が容易なことであります。まさにそんな感じ。

 構造を確認しながら、一応、再組み立ての練習。

 再組み立て後、給油加圧して、問題なく着火しましたので、冷えてから再分解。

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 チャッピー興味津々で覗き込み中。

 バラシ途中でガソリン霧化の様子のチェック。こんな絵珍しいかも。危険ですので十分注意して自己責任で願います。 かんたんに着火、炎上します。下手すると(室内など密閉空間中など)爆発だってしますよ。

 んなわけで、今日のところはちょこっとだけ改造して再々組み立て後の絵です。炎の下の部分の穴の数を2倍にしました。上のほうの写真と比べてくださるとわかると思います。ガス空気混合比は問題なさそうなので、炎になった後の空気補給を増やすことで、完全燃焼に近づけることが目的です。 
 今回の分解整備で、ガスと空気を混合させる部分の構造がよくわかったので大成功。いままで構造を勘違いしていました←汗)これで思う存分改造できます。 

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□私ども real_sowacafe は、ヘビーデューティー全天候仕様となっており、通常珈琲豆焙煎は、屋外で行うことが多いため、風や低温でも負けない、コールマンの加圧ガソリンストーブ(コンロのこと、英語ではストーブとも言うんですよ、ややこしいですよね。)を使用しています。
□昨日だらだらと書きましたのは、 実は、どーも当方の焙煎豆、全体にスス臭いと言うか、焙煎臭と言うか、、、焦げ、深い焙煎や煎りムラとも違った香味がある傾向のように思うのです。
□原因として、加熱媒体(熱風)に含まれる空気以外の成分があるのではないか、との仮説を立てております。その検証、対策として、徹底的に完全燃焼させる改造を行いますデス。

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□ガス空気混合比は炎の色形からして問題ないと思うので、あとの対策方案は、、、再燃焼ですよね。
□内燃機関(車のエンジンなど)の例を考えると、排気ガスの完全燃焼の策として、

  • 排ガスの一部を吸気側に戻して再燃焼させる →機構的にちょっと難しそう。
  • 触媒系 →よくわからん。白金触媒なんて手に入るのかなー?
  • 再加熱系 →一番簡単そう。一般の石油ストーブの匂い対策なんかもこの方法ですよね。

□という訳で、まぁ要するに、うまい位置に金網でも入れて、再加熱再燃焼させるように、改造(改造というほど難しい工作とは思えないけど)を続けて行うつもりです。

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□こんなことやってないで、がんがん焙煎しろよ!とのご指摘が飛んできそうですが、、、これはもうサガかも。焙煎豆の販売量が少なくキャパが残っている今のうちにせいぜいいじり倒しておきます。