SOWACAFE DIARY

自家焙煎 真岡珈琲豆舎 ソワカフェ の日記

"I do not consider the sale complete until goods are worn out and costomer still satisfied."  - Leon Leonwood Bean 1916
「私は売れた商品がボロボロになるまで使われ、なおかつお客様がその時点で満足していることで物販は成立すると考える。」  - レオン・レオンウッド・ビーン (1916年)

 ■出店予定日時、場所は、ホームページに記載致しますのでご覧ください。→【こちら

今年度のニュークロップさっそく登場!

いただきました。ラッキー。特定地域特定農園の単一品種モノです。いわゆるスペシャルティなやつです。トレーサビリティもばっちり。すげー。
産地は北関東地域真岡市内、品種は「うるち」、栽培品種は「こしひかり」、乾燥は電気熱風式←おそらく)で15%程度まで落としています。精製は乾式、倉庫は大谷石蔵←たぶん)、輸送はなんとチャリンコ!!! すばらしい!
当方では加熱前に水研ぎをいたしております。欠点粒は皆無で、ハンドピックは不要。さっそく鬼怒川伏流水深井戸汲み上げの真岡市水道(軟水)で約100℃で電気加熱。ハゼはなし。加熱止めは機械任せ。

さっそくカッピングじゃなかったお茶碗イングさせていただきました。粒形、色艶、アロマ、歯ごたえ、香味、後味、、、verygoodです。まさにスペシャルティ!

しかし正直言うと、なにげなく知らされずに食べてしまうと昨日までのコモディティ米との違いわからず食べ終わっちゃうだろうなー本当のことを告白するとそのくらいの違いかもしれないです。新米だからと言ってそんな驚くほどの違いはないです。(いただいておいてこんな言い方をしてごめんなさい)
でもしかし、「今年の新米食べた」、ってだけでうれしくなるし、季節感を感じます。Quality(品質)よりも、Value(価値)ですねー。ある意味、十分なQualityは当たり前、と考えちゃっているのかもしれないです。
昭和1桁生まれの都会人間の私の親などに言わせると、戦中戦後の育ち盛りの頃、「白米」なんて食べたくとも食べれなかった、良くてイモや大根で大幅増量したご飯だったそうですょ。80歳を過ぎたいまでも「スイトン」や「イモ」にはいやな印象が残っているようです。まず小学校校庭を耕してのイモ作りの話、疎開先の田舎で地元農家の子供たちが白米を食べているのがとんでもなく羨ましかった話、夢は白米を腹いっぱい食べることだった、、、などなどをよく聞かされました。
んなわけで、まぁ100%うるち米しかもクズ米古々米なども混ざっていないことだけでもかなりQualityは高いのかもしれませんが、、、でもやっぱり「新米」うれしいです!おいしいです!
珈琲のニュークロップはお米に比べて私の場合ここまでありがたみ感じません。身近で栽培収穫の様子を見ていないからでしょうか???