SOWACAFE DIARY

自家焙煎 真岡珈琲豆舎 ソワカフェ の日記

"I do not consider the sale complete until goods are worn out and costomer still satisfied."  - Leon Leonwood Bean 1916
「私は売れた商品がボロボロになるまで使われ、なおかつお客様がその時点で満足していることで物販は成立すると考える。」  - レオン・レオンウッド・ビーン (1916年)

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酸化、還元

■Diaryの更新をおこたってしまい、申し訳ありません。ねたは山ほどあるのですが、、、

□常連の愛鉄さんのコメントへのお返事ですが、せっかくがっつり書いたので、こちらの本文に載せちゃいます。愛鉄さんのコメントは前日のコメント欄ををごらんになってください。

まー酸化、還元って一言で言っちゃってますけど、おっしゃるとおり、そんな単純じゃないですよね、きっと。
おそらく、焙煎雰囲気中の酸素量の多い少ないって程度の話かなーとも思っていたのですが、、、
某所で、不完全燃焼で発生するCO(一酸化炭素)は強い還元作用を持っているって記載を見たものですから。まあそれもどの温度域でのことか、どの程度の強さなのか、解らないのですが、この辺着目しているのです。

ともかくですねー燃焼工学、伝熱工学、めちゃくちゃ難しいです。ちらちら教科書とか覗いても、異国の言葉かこりゃ、ってぐらいです、私には。
そもそも非平衡状態ってだけで、腰砕けになってしまいます。

当方のシステムは、加圧ガソリン(これはこれで美味しいんだけど、どーも煤くさい)→ブタン(要はカセットコンロ。気化温度高すぎて、冬を越えられなかった)→プロパン(今これ)と言うver.upの道を歩んでいます。ここまでに1年かかってしまいました。←汗)

第一、ガスの燃焼がよくわからんのです。空気(一次空気)とあらかじめ混合しているんだから、炎の部分で周りから空気(二次空気)を追加する必要性がわからないです。でも豆表面での反応には二次空気添加による上昇気流煙突効果、それにおそらく酸素量も重要だろうし、、、

どちらにしろ、factorがからみあいすぎていて、理解が難しすぎです、燃焼系。やっぱ、電気加熱かなー赤外線かなーIHかマイクロウエーブかUVか、、、単純に熱交換器って手もありますが、

不活性気体導入はおおいに「あり」です。ぜひやってみたい実験です。どうせやるなら、豆内部に存在する酸素も事前に置換ですよねーなどなどきりがなかったりします。
水分はどうしましょ?
逆に、酸化しやすい雰囲気も面白そう、、、ガスで煎ってても、空気量で煙の量がすごく変わるし。←高温では火消して空気だけのほうが煙増えます。おそらく酸化が急激に進むのだと思うけど)

最近、気づいたのですが、そもそも、「化学熱力学」と「反応速度論」あたりはある程度知っているつもりだったのに、まるで解ってない←泣)ので驚愕しております。この辺わかんないと、焙煎の化学なんて、恥ずかしくて語れないよなーって感じですが、亀の歩みで、今になって教科書引っ張り出したりしてます。

でもそんなんでくじけるわけには行かないので、ぼちぼちなんかやっていきます。おもしろいですよーみなさん一緒にやりません?泥沼かもしれないけど。