SOWACAFE DIARY

自家焙煎 真岡珈琲豆舎 ソワカフェ の日記

"I do not consider the sale complete until goods are worn out and costomer still satisfied."  - Leon Leonwood Bean 1916
「私は売れた商品がボロボロになるまで使われ、なおかつお客様がその時点で満足していることで物販は成立すると考える。」  - レオン・レオンウッド・ビーン (1916年)

 ■出店予定日時、場所は、ホームページに記載致しますのでご覧ください。→【こちら

難解。でもものすごくやさしく解説してくれています。後半はサザコーヒーさんの話だからだいじょうぶ。

twitterより転載させていただきました。頭に何も無いのはみんな@y_tambeさんのつぶやきです。
数日前に、↓ とたんべさん自身おっしゃっていたし、紹介いただいたアブストラクト眺めても頭に入ってこないし、わたしゃ、もうこりゃ手に負えないし追いかけてもあんま意味のない範囲にいっちゃったかなーと、pendingの方向だったのですが、、、

  • @sowacafe さんのところで、今度はカフェインの結晶についての話になってるみたいだけど、どうしたもんかなぁ。ずいぶんと細々した話になるし、正直あんまり意味がないのだけどなぁ。
  • 一応、参考としては、結晶水 http://t.co/Z98QctlI あたりを見てもらえば判るだろうかなぁ。
  • カフェインの結晶としては、一水和物が作るのが一種類、無水物が作るのが二種類、この他、塩酸塩とかクエン酸塩などの形で作るのがいくつか知られてるのだけど。
  • 直近の論文としてはこの辺りかな。 カフェイン無水物の二つのタイプの結晶形についての報告。 http://t.co/WQ1VlV3J
  • 結晶の対称性とかを示す専門表記がばりばりに出てくるし、難しいと思うんだよね。正直、僕も昔習った記憶の奥底に眠ってたのを呼び覚ましながらやっとの思いで読んだ。

■しかし、、、うーん、さすが、たんべさん、ほんもののプロですねー。彼の本職の研究の話に付いていけるとはもちろん思っていないけど、珈琲の話にもこれほどついていけないとこまでいっちゃうんだなーと、珈琲化学会など、まだ100年早いなーと、反省しております。くやしー。

  • カフェイン無水物の結晶構造(いちばん下) http://t.co/RiGyFM3q
  • カフェイン無水物の結晶構造(画像のみ) http://t.co/RJ6by0Yt
  • 「無水 β-カフェイン」"Anhydrous beta-Caffeine" と書かれてるけどこれは、カフェイン無水物(=カフェインそのもの)がα、βの二つの結晶形を持ちうるから。ただしα型は150℃以上で形成されるもので室温では準安定性 http://t.co/ekQHhTEN
  • 有機化合物の結晶も、金属結晶とか無機化合物の結晶(食塩とか)と同様、基本となる化合物が、規則的に並ぶことで形成される。ただ、個々の分子そのものの形の関係から、単純に(体育の時の整列のように)同じ向きで並ぶのではなく、いちばん安定になるよう、角度を変えながら整列する感じ。
  • さっきの図 http://t.co/RJ6by0Yt は、結晶構造で「単位格子」と呼ばれるもの http://t.co/0Vx4dW94 の単斜晶…直方体を上から見た図だと思えばよい。個々のカフェインは平面状分子なので、カフェインが並んだシートが二段に重なってるのを上から見た感じ
  • で、この単位格子の直方体を、積み木みたいにきれいに並べて重ねていったものが、カフェイン無水物のβ型結晶になるというわけ。
  • カフェイン水和物の結晶構造の図は、いいのが転がってないなぁ。一応、 http://t.co/8hZuDYVi
  • これ以上のは、web上にはないか…まぁともかく、さっきの右側の四角形のちょうど真ん中あたりに、水分子が2つあって、それぞれ隣り合うカフェインに向き合ってる感じ。結果的にカフェイン1分子と、水1分子が組合わさって、安定な結晶構造を作っている。
  • カフェインは「1,3,7-トリメチルキサンチン」で、キサンチン骨格に存在する4つの窒素原子(1,3,7,9位)のうち、1,3,7の3つの-NHがメチル化されたものに当たるわけだけど、残った9位のNが、ちょうど水分子と引き合うような格好で、安定な構造を作ってる感じになる。
  • カフェインの9位のNが、非共有電子対(孤立電子対)持ってる形になるので、この部分が塩基としての機能をもってる(水素イオンが来ると配位結合して安定化しようとするので、水素イオンを放出する酸と対になる)。このため塩酸などとも安定な結晶作るし、「アルカロイド」と呼ばれるのもこのため。

でも改めてあきらめずによく読んでみると、とってもやさしく解説してくださっています。さすが!
20120126235328 引用先→(click!)
↑ 理解が間違えていなければ、これが、これが、カフェイン(カフェイン無水物)結晶の繰り返し最小単位らしいです。よくこんな複雑な配置に収まるものですねーよっぽどゆっくり理想的に結晶させないと、こんなうまくおさまんないんじゃないかなぁ、、、とは、私のただの勘です。 分子と分子の間(隙間)がみょーに大きい気がするけど、これでも固体、結晶なのかなー。


■あと、たっかい豆の話も言及いただきました。「3年連続疑惑?」そこまで99%以上の人、知らないでしょう。毎日新聞の記者だって知らないんじゃないの??? 商売ってほんと、すごいんですねー。

  • 「世界一高価なゲイシャ」の話か
  • 炒り豆の値段で言ったら、UCCのブルボンポワントゥの方が上だよね。最近は 100g 8000円くらいか? あと、川島さんところのGrand Cru Cafeも最初はかなり高くてとても手が出なかったけど、あれはまとめ買いで、生豆&保管料込みの値段だったからなぁ。
  • コピルアクもピンキリらしいけど、国内で手に入るものだと、炒り豆で大体100g 4-5千円ってとこかなぁ…なので、炒り豆の販売価格で見ると、今回のパナマゲイシャが世界一高価ってことはない。
  • オークションでの落札価格が過去最高だった、ということ。オークションプライスなので値段はあってないようなもの。
  • @kisanjin 元の新聞記事に「3年連続でオークションで落札」ってあるけれど、09年と10年とでは違うオークション、10年と11年とでは部門違い。ここに「世界一高価」を謳い続ける涙ぐましい商魂がw RT
  • コーヒー一杯の値段で言ったら、いままで聞いたことがある中では、「1杯2万円のカフェ・ロワイヤル」ってのが最高額かなぁ…どっかの喫茶店で出してるというのが、15年間くらいに話題になった覚えがある。今もあるのかは知らない(多分なくなってるんじゃないかな、とは思う。

□「カフェ・ロワイヤル」は、たしかブランデー珈琲だから、おそらくたぶん、ブランデーがめちゃくちゃ高いんじゃないかなぁ。