SOWACAFE DIARY

自家焙煎 真岡珈琲豆舎 ソワカフェ の日記

"I do not consider the sale complete until goods are worn out and costomer still satisfied."  - Leon Leonwood Bean 1916
「私は売れた商品がボロボロになるまで使われ、なおかつお客様がその時点で満足していることで物販は成立すると考える。」  - レオン・レオンウッド・ビーン (1916年)

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例によって、

■例によって、twitterよりつぶやき転載です。y_tambe氏です。

  • 無水カフェイン=カフェイン。最近、普通の論文では「無水カフェイン caffeine anhydrous」の表記はしません。単にカフェインと書く。割と古い表記なんですが、日本薬局方とかでは「無水カフェイン」で記載されてるので、日本国内では薬品原料や標準物質としてこの表記を使うことが
  • んで、ややこしいことに、薬局方で「カフェイン」と言うと、カフェイン水和物の別名に挙げられてたりする。けど構造式書いたら判るように、無水物の方が本来のカフェイン。
  • カフェイン定量法も日本薬局方に載ってるけど、コーヒーについては確かISOが出てるはずなので、それに従うのが本式。
  • 通常、略記としては"decaf"。英語のdecaffeinatedの略で、元々の意味は「脱カフェイン(処理)した」。これを日本語読みした「デカフェイネイテッド」の頭を略するので、日本語ではデキャフ(decaf)でなく「デカフェ」が用いられやすい。
  • "decafe"という表記も、検索すると引っかかってくるけど、脱カフェイン処理した商品に付けられた商品名なんかが多い。"decaf"+"café"(仏語etcのcoffee)で"decafe"という、まぁ造語的な用法。
  • で、「カフェインレス」だけど、これは英語圏なんかでは使用頻度が低い。元々は"sugarless"なんかと同じで「カフェインを含まない」の意味になる。脱カフェイン処理しても、コーヒーにはいくらかカフェインが残ってるので、厳密には「カフェインレス」だと看板に偽りありなのも多分、一因。
  • あと、どっちかと言うと英語圏では"caffeine-free coffee"の方が通りが良かったりもする…まぁcaffeine-lessにしてもcaffeine-freeにしても「カフェイン除去の結果、規定値未満なら『なし』とみなす」という形で、一応認められる言葉ではある。
  • ただし英語圏での呼び名と、日本での通り名に違いがあって、日本語としては古くから「カフェインレス」の方が使われてきた。例えば『コーヒー焙煎の化学と技術』のような専門書でも、カフェインレスの表記が主に採用されている。

>構造式書いたら判るように、
などと、難儀なことを振って頂いたので、チャレンジ。
□えーと、カフェインは、鳥目散帰山人さん(→click!)の名前どおり、トリメチルキサンチンで覚えてます。
□んでもって、鳥目散=トリメチルは、「メチル」が「トリ」なわけです。
□「メチル」は、メチルアルコールのメチル。メチル基ってやつ。炭素が1つのやつ。CH3- (3は下付き数字)
Hatena::Diary
□「トリ」はトリオ(三人組)みたいな感じで”3っ”って意味。1から12まで、モノ,ジ,トリ,テトラ,ペンタ,ヘキサ,ヘプタ,オクタ,ノナ,デカ ギリシャの昔の言葉らしい。
□んなわけで、とにかくメチル基が3つ付いています。
□それで、のこりの帰山人=キサンチンですが、これは、名前の由来は調べてませんが、とにかく、六角形と五角形(六員環と五員環)のくっついた形で、なぜか窒素(N)が4つ環の中に入っていて、2本棒付きの酸素が2つばかり付いています。形はこんなんです。↓
wikipedia より引用(→click!)
■このへんで妻は降参だそうなので、また後ほど、、、うーん、いつになったらデカフェ豆の話まで行き着くのだろうか?