SOWACAFE DIARY

自家焙煎 真岡珈琲豆舎 ソワカフェ の日記

"I do not consider the sale complete until goods are worn out and costomer still satisfied."  - Leon Leonwood Bean 1916
「私は売れた商品がボロボロになるまで使われ、なおかつお客様がその時点で満足していることで物販は成立すると考える。」  - レオン・レオンウッド・ビーン (1916年)

 ■出店予定日時、場所は、ホームページに記載致しますのでご覧ください。→【こちら

テオブロミン含有嗜好飲料

■興味が分散発散してしまってみな中途半端になってしまっているので、、、
プライオリティ付けして、

  • なぜ珈琲なのか?(正確には、なぜコーヒーノキの実なのか?)
  • なぜ焙煎するのか? (焙煎工程で何を起こしているのか?)

の2点に基本的に絞っていこうと思います。 
□てなわけで早速、、、↓_邪道ですけどね〜まあおもしろければよいでしょ。

□いきなりたんぽぽ珈琲まで飛ばないで、カフェイン類似物質含有の豆類嗜好品を試してみました。やっと生豆を手に入れること出来ました。生まれて初めて見ました。なんだかわかりますか? 
□構造式は、左がカフェイン、中がお茶に含まれるテオフィリン、右が今回のブツに含まれるテオブロミンだそうです。どれも同じような構造ですよね。メチルキサンチン類って言うそうです。
カフェインの構造式お茶に含まれるテオフィリン(theophylline)、カカオに含まれるテオブロミン (theobromine)の構造式 
□焙煎が難しい。珈琲のように情報が氾濫してないから、全然解らず。とりあえず10gバッチで条件変えて炒ってみました。そしてグラインド。なのさん製どこでもなんでも皿を乳鉢にしてゴリゴリしたりすり鉢で粉砕したり、、、、そして抽出、試飲。「まずい!」
□ ↑ 実はこれはカカオ生豆だったんです。焙煎抽出の方針が、市販ココア的な味を目指すのか、珈琲的な苦旨を目指すのか、ふらふらしていたせいもあり、全然ダメ。又あとで挑戦します。 粉砕工程がとても大事だってことがよく解りました。ココアって一般には超微粉(たぶん数um以下?)まで粉砕して、むりやり物理混合してコロイド溶液にまでしちゃうみたいなんですよね。 だからココアは抽出しませんもんね。 なるほど〜。
□あと、香り問題。部屋に翌日までカカオ焙煎特有の匂いが残って、朝の珈琲の香が駄目な感じでした。 珈琲屋さん、珈琲焙煎やさんでこれ取り扱うのは、一工夫、いや3工夫ぐらいいりそう。でも面白そう。あわてずやります。 「自家焙煎ココアもあります」なんて素敵でしょ? 飲んでみたくありませんか???
□ちなみに、珈琲の香りの重要成分は、その名も珈琲酸(右の構造式)だそうです。珈琲豆に10%程度含まれているクロロゲン酸(左の構造式)が加水分解して生成するんですね〜。こりゃわかりやすい!
(構造式はいずれも化学者のつぶやきHPより[http://www.chem-station.com/blog/2007/07/post-26.html#more:title=引用])
□こんな遊びやると、なおさら、なんで珈琲(コーヒーノキの実)なのか、なぜ焙煎するのかが紐解けてきそうで楽しいです。

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■memo: ↓ 参りました。「珈琲の化学」って項目作って調べていこうと思ったんだけど。とりあえずpendingとします。 やっぱりまずは先行研究調査、文献調査からですね〜。 もちろん実験も並行してやって良いんだけど。 正直言ってなめてました。世の中すごい人がいるんですね〜。 もっと勉強します。
★「百珈苑」 味覚と嗅覚の生理学とか、「味」の化学とか、植物学的分類とか、、、邪道もチャレンジされているし、まだ研究進行中みたいだし、とにかくすごい。  プロフィール見当たんないけど、著者はいったいどんな人なんだろう? 趣味なんだろうか?   Diaryもすさまじくすごいです。 id:coffee_tambe
☆「本職は癌関連遺伝子研究者兼微生物学者。コーヒーの深淵を目指して潜り続ける毎日。」だそうです。すげ〜。でも珈琲屋さんじゃなくってよかったとか少しほっとしたりして←汗  twitter→ @y_tambe

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