SOWACAFE DIARY

自家焙煎 真岡珈琲豆舎 ソワカフェ の日記

"I do not consider the sale complete until goods are worn out and costomer still satisfied."  - Leon Leonwood Bean 1916
「私は売れた商品がボロボロになるまで使われ、なおかつお客様がその時点で満足していることで物販は成立すると考える。」  - レオン・レオンウッド・ビーン (1916年)

 ■出店予定日時、場所は、ホームページに記載致しますのでご覧ください。→【こちら

カップオブエクセレンス、スペシャリティコーヒーってどうよ


(HANMANI氏のDiaryより引用)
■カップオブエクセレンス(COE)、スペシャリティコーヒーなどについて、
うーん、きれいに解りやすくカテゴライズされた図だけど、どうなのかな? COEの定義、名称使用法とか、天邪鬼な私的には、簡単には納得できない匂いを醸していると思う。COE受賞農園生産豆、COE受賞lot豆、だいたいCOE豆って年に何トンぐらい流通しているの? COEって国ごとにあるの? そうだとしたら国別の評価ってことか? そこんとこ明示している説明が見つけられない。
■すんごい「勘」だけど、RA(レインフォレスト・アライアンス)認証も、よさげな気がする。かなり知名度低いけどね。 オーガニック、スペシャリティ、フェアトレードあたりの冠は、怪しい匂いを醸している気がする。←定義が曖昧で、言い切っちゃったもん勝ちだったりの気がしている。
■競り落としたのではあるでしょうけど、COE審査員のお店が、自分の店で受賞豆独占販売してたり、、、悪意はありませんが、なんとなく疑問を持ちます。(リンク
□ちらっとあちこち調べたところでは、いまのところ、「branch coffee」さんのHPにある、COEについての説明(リンク)が、一番丁寧だな、と言う感触を得ている。
以下HPより引用させていただきました。

現在ブラジル・コロンビア・ニカラグア・グァテマラ・コスタリカエルサルバドルホンジュラス・ボリビア・ルワンダの9カ国が参加しています(中略)
84点以上を獲得したコーヒーには栄誉あるCup of Excellenceの称号が与えられます。さらに高得点を得た上位10品のコーヒーを再度カッピングし、順位を付けて審査会の優勝者を決定します。上位20位に入賞すると、審査会後に行われるインターネットオークションの対象となり、高値で取引がされます。(中略)
只今のCup of Excellence受賞コーヒーは「ホンジュラス・カップオブエクセレンス2位ラス マノス」発売開始しました。 2011年2月25日

・年度と国名農園名と順位を明示しているのが、めずらしいし、良いことだと思う。
□「COEプロジェクトの経緯」大阪スペシャルティコーヒー倶楽部さんのHPより引用(リンク

米国スペシャルティコーヒー産業は、どの会社も、試作品について「価格プレミアム」の支払いを拒否しました。大手スペシャルティロースターに至っては、試作品の引き取りさえも拒絶したのです。
何故か?? 米国のスペシャルティコーヒー・ロースターによれば、品質がスペシャルティコーヒーでは無いこと。 更には、BSCA(ブラジルのスペシャリティ珈琲の団体) 側の品質管理が、従前の「コマーシャルコーヒー」に適用されていた「カッピング方式」で評価したもので、「品質管理方式が、全くスペシャルティコーヒーには適用できない」と強く拒絶されたのです。
「カッピングの長い実績と歴史に、強い誇りを持つ」ブラジル側は、一切、米国市場の反応に聞く耳を持ちませんでした。 このままでは、ITCのこのプロジェクトは継続実施できない極限に追い詰められた結果、ブラジルの品質管理、即ち、従前の「クラシィフィカドール」を総て排除することを決断し、BSCA に通告しました。

■なんだかどうやら、スペシャリティ珈琲系とCOE系で、考え方の違いとか、覇権争い???とか、それこそ「大人の事情」がありそう。どちらも一見言い分ありそうで、ちょっと調べただけでは妥当性はよくわからない。これは泥沼に足突っ込んじゃったかも! 興味深いけど。
□そもそも、★COE評価基準方式とSCAAの評価基準とは異なる★ なんですね〜。COEは二重盲検法らしい。それは絶対必要だと思う。私も必ず二重盲検法で評価してます。

□まあ、どっちが正しいとかってもんじゃないんだろうけど、一般消費者へのアピール度、購入動機付けへの効果、高質な珈琲文化向上啓蒙への寄与度、生産者の生活向上効果、サステイナビリティ−、温室効果うんぬん??? などなどを評価基準に入れちゃうと、非常に複雑になって難しいですよね。
■こんなのもありました。「COE Brazil2007の開催は取止めとなった経過、理由、問題点」ブラジルスペシャリティー協会のHPへリンク うーん、複雑だね。
□おいおい調べていきます。これは、 sowacafe.com の1つのページにしたいですね。(つづく)

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珈琲の木の系統図
珈琲の木の栽培品種系統図

従来はティピカとブルボンがアラビカ種の二大品種と呼ばれ、それぞれコロンビアとブラジルで主力品種であった。しかし、この二品種は収量があまり多くなく病害虫にも弱いため、品種改良によってより収量が多く病虫害に強い品種の栽培が盛んになり、コロンビアではカトゥーラとバリエダ・コロンビアが、ブラジルではカトゥーラ、カトゥアイ、ムンド・ノーボなどが主力となった。
ところが、より風味の優れるコーヒーを求める消費者の要求により、近年では低収量でも風味に優れるティピカ、ブルボンの栽培が盛り返してきている。特にコロンビアではロブスタ種との交配種であるバリエダ・コロンビアを主な栽培品種にした結果、産地としてのコロンビアの評価が大きく低下してしまったため、ティピカへの切り替えが進められている。中南米地区の国でも高級品として、これらの品種の栽培が増えてきている。

wikipedia「珈琲の木の栽培品種」より引用)
■ ↑ 豆屋的には、銘柄情報も重要なんだろうけど、この辺のこと押さえておいたほうが的確な気がする。 って言うか、銘柄別の特徴とか農園名とかとか、私の壊れかけてる記憶力では覚えきれないんです。キリマンジャロはなんとなく酸っぱい系だとか、、、体感してない(できない)から、なおさら覚えられない。 焙煎工程の熱履歴による味変化のほうが、ずっと劇的なような気もしている。 焙煎をきちっとわきまえた上で、香味を語らないと、銘柄による味の違いなんて、まやかしじゃないかと思ったりしています。 難しいです。

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■ところで、珈琲カップのソーサーって、たいてい付いけるけど、なんで付いてるんでしょうか?
□妻に聞いてみると、「スプーンなどの置き場所に困るじゃん」とのことだけど、それだったらスプーンなど置き用の皿を別に置いとけば良い。なんでカップをソーサーの上に載せるのかの理由にはならないじゃないかな?
□どなたかなにか情報ご存じの方いらしたら教えていただきたいです。
□あー疑問が尽きない。(つづく)

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