SOWACAFE DIARY

自家焙煎 真岡珈琲豆舎 ソワカフェ の日記

"I do not consider the sale complete until goods are worn out and costomer still satisfied."  - Leon Leonwood Bean 1916
「私は売れた商品がボロボロになるまで使われ、なおかつお客様がその時点で満足していることで物販は成立すると考える。」  - レオン・レオンウッド・ビーン (1916年)

 ■出店予定日時、場所は、ホームページに記載致しますのでご覧ください。→【こちら

cafe kenzo-sun (清原)

■妻のリクエストで「cafe kenzo-sun」へ。 数カ月前行ったばかりなのに、なんでそこの店が良いのと問うと、「店主さんの感じが良いから」だって。朗らか暖かくて付かず離れずの間合いが良いそうだ。
□前回訪問時の記事 「→2010-09-23
□接待ってとても重要なんだなぁ、と改めて思った。でもとても難しい。かなりそのひとの本来の性格というか身についているもので、慣れとか習って習得できるものじゃないと思う。
□それに大抵の人はコミュニケーションの雰囲気にはとても敏感だし、感じ方もひとそれぞれだと思う。
□確かにkenzo-sunのお母さんも娘さんも良い雰囲気の人。初めて尋ねた時は、お母さん、ちょっとつっけんどんそうな感じを受けたが、まあ第一印象は媚びすぎていない方が良いのかもしれない。とても微妙なところ。
□13時過ぎに入店して、前に3組ほどランチのお客さん。女性がほとんど。
□ここの店はランチメニューの設定が特別にはなく、軽食を何時でも提供している。妻はそば粉のガレット750円、私は木の子とアンチョビのスクランブルエッグトースト550円をチョイス。それに各々お食事セット(スープ、ドリンク、スイーツ)495円を添える。ケーキは栗とおからのケーキ。




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□「食事プラス珈琲のみ、スープ、スイーツはいらない」ってセットがない。それで1000円以下ぐらいが一般受けしやすい選択だと思うのだが、別に頼むと珈琲450円なので、お食事セットのほうがお買い得感あり、結局お食事セットにした。よって、二人で2300円と結構高くついてしまう。
□まあこのへんのカフェランチ相場からすると、高くはないのだが。食事プラス珈琲のみのセットをあえて置かないって戦略だろうか?

□結構空いていたし、前回ひょうたんランプ買う買わないで何度か通ったためだと思うが、私の顔を覚えていてくれていたので、いろいろ気になるところをちょこちょこお話伺った。
Q1、前回まではいつもお冷出てこなかった(周りの人達にも出していなかった)のに、今日はすぐお冷出てきたのはなぜ? 混み具合によるの?
A1、食事のお客さんには出している。ケーキセットの場合は出していない。言っていただければすぐ持ってきますょ。

Q2、(ここのお店は裏の自宅と一体化している構造なんだけど、)新築時にお店プラス住居の形態を考えて設計したの?
A2、お店は増築。11年前、もともと家の庭だった部分に店を建て増した。
Q2、もともと飲食関係のお仕事をされていたんですか?
A2、娘がフランス料理と製菓の学校に行っている間は普通の仕事をしていた。卒業してお父さんが定年を迎えるのを機会に開業した。

Q3、母さん手作りの平皿、不思議な良い感じのいびつ感だけど、どうやって作ったの?
A3、ひも状の粘土をとぐろ状に巻いていって皿にした(ひも作りの一種?)。開業時、いろいろと皿カップ類を探したんだけど、納得いくものがなくて作ることにした。釉薬かけ窯焼きは色など指示して瀬戸屋さんにやってもらった。なかなかやってくれる瀬戸屋さんいなくて、10件以上回ってやっと引き受けてもらった。
Q4、メニューは家族で考えてつくるんですか?
A4、自分たちが美味しいと思うもので、他の店で食べられないものをラインナップしている。スパゲッティ系のリクエスト受けるんだけど、競合多いし、他よりおいしいもの変わったもの出せないからやらない。
Q5、平日も休日も家族3人で回しているの?
A5、Yes。
Q6、珈琲豆は自家焙煎店から仕入れ?
A6、開店当初からブラジルコーヒー使用。担当者がとてもよくやってくれる。珈琲好きなら、うちの珈琲美味しくないでしょう? 回転は早いので、鮮度は良いと思うけど。
Q7、繁栄店ですよね、すごいですね〜
A7、2シーズン前、松月氷室天然氷のかき氷をはじめて、天然氷かき氷を食べられる数少ない店として噂になって、それからお客さんいっきに増えた。あんまりお客さんたくさん来られても対応しきれないと思って、開店以来積極的な宣伝活動はしていなかった。お客さんたくさん増えて、大変だけど、不景気だから調度良いですね。
□娘さんとお母さんが交互に親切に教えてくれた。しつこく聞いてたからだと思うけど、お母さんに、「お店やるんですか?」と問われてしまった。 「夢なんです、、、」と言葉を濁らせていると、「やりたいと強く思っていれば、いつかできますよ。定年してからだって遅くないですよ。」とアドバイスしていただいた。
□もっと聞きたいこといっぱいあったんだけど、あんまりしつこいのもどうかと思ったので、このへんでやめておいた。まあ聞きたいこといっぱいあるって言うのは問題意識があるってことだから、良いことだと思う。的確な質問っていうのも難しい。

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□それにしてもお母さん作の食器類良い感じ。ずっしり素朴でうまくいびつででこぼこでフチの自然な感じも好き。11年目の貫入(ひび割れ様の模様)も良い感じ。

□前回言及したが、珈琲ソーサーのスプーン定位置に固定用くぼみは秀悦。Patentもののアイデアじゃないだろうか。お母さんもスプーンずれるのがうっとうしくて嫌だと思っていて、くぼみ作ったんだって。
□1時間半の滞在はあっという間に過ぎてしまった。今月のギャラリーは、さとうひろみ氏のきれいな絵画たち。
□常設は、竹之内太郎氏、ホソカワカオリ氏など益子の人たち。





□入り口のビー玉のくぼみに水を張ったオブジェがキレイで良いアイデアだと思った。
□閉店21時、けっこう遅くまで開いているんだなぁ。アルコールあるわけじゃないし、、、どんなお客さん層が来るんだろう?


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